会 議 録

第154回 衆 「国土交通委員会」 3号
2002/03/15

○西川(太)委員 続けて三問お尋ねをいたすわけでありますが、一問目は佐藤副大臣、二問目は菅大臣政務官、三問目は高木大臣政務官にお尋ねをしたいと思います。
 一問目は、都市再生をより強力かつ効果的に進めるために、先ほど来大臣が力強く御答弁をいただきました、国際空港等の整備充実が大事でありますけれども、問題はそこへのアクセスが大事だ、こう思っておりまして、これもあわせて整備をしていく必要があるのではないか。これを佐藤副大臣にお尋ねをします。
 お二人の政務官には、まず菅さんには、大気汚染が非常に深刻でありまして、私の選挙区は東京でも結構大変な地域にあるのです。大きな道路が交差しているところのNOxの濃度が非常に高かったり、これは地球温暖化対策として大きなスケールの問題でもございますけれども、やはり低公害車を早く導入するということが大事だろう、こう思いまして、国土交通省のこの取り組みを大臣政務官に伺います。
 そして高木大臣政務官には、私どもお互いに、東京湾は母なる海でありますが、高木さんは八王子の方ですが、やはり同じ東京都民として、東京湾がまだまだ汚れていると私は思っております。都市再生プロジェクトとして海の再生というものが掲げられているわけでありますけれども、国土交通省、このことについてどう取り組まれるか、お尋ねをさせていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○佐藤副大臣 おっしゃられますように、都市が国際競争力を強めていくためには、国際空港、国際港湾の整備充実というのが非常に大切です。そしてまた、それとのアクセスをこれまたしっかりしなければ、どんなに空港や港湾をよくしてもアクセスがしっかりしなければだめであります。
 東京圏に限って言いますと、成田空港、さらに羽田。羽田はさらに、さっき大臣が言われましたとおり、拡張ともあわせながら、それと都心とのアクセスをしっかりさせていくということが非常に重要であると考えております。
 さらに、昨年の八月に発表されました内閣官房都市再生本部の第二次決定におきましても、首都圏空港アクセスの利便性向上のために、新たな鉄道アクセスルートの早期整備や関係道路の早期の具体化を打ち出しております。中部国際空港からのもの、関空からのもの、あわせながら、都心といかにして立派なアクセスをつくるか、我々も、国土交通省といたしまして非常に重点的に取り組んでいきたい、そう思っております。

○菅大臣政務官 私の選挙区も横浜でありまして、委員と同じような状況であります。
 国土交通省といたしましては、環境自動車開発・普及総合戦略会議というものを設置しまして、今後の低公害車の開発普及に向けた総合戦略を行っておるところでありますし、特に、昨年七月に経産省、環境省とともに低公害車開発普及アクションプランを策定し、三省連携して今対策を練っております。

 

○高木大臣政務官 西川先生の御指摘で、私、地元は八王子なのですけれども、生まれ育ったのは大田区の大森となりまして、東京湾は、ずっと子供のころから見て、また遊んで育ったというところでございます。昭和三十年代まではまだ泳いでいる人たちがいたという形で、私も小学校に入る前までは、自分はつかってはいないのですけれども、そういうものを見て育った思い出がございました。
 ただ、その後、高度経済成長で東京湾はかなり汚れがひどくなりまして、特に水質汚濁が慢性化しております。都市の再生を図っていくためには、東京湾の水質を改善して、きれいな東京湾をつくるということは緊急な課題でもあると思いますし、このため、都市再生本部では、都市再生プロジェクトの第三次決定として、海の再生を図るために、先行的に東京湾奥部について、その水質を改善するための行動計画、これを策定することが決定されたところでありました。
 これを受けて、国交省が事務局となって、二月五日、国土交通省、農水省、そして環境省並びに関係地方公共団体と東京湾再生推進会議を立ち上げたところです。同会議においては、平成十四年中、本年中ですね、水質改善の目標、陸域及び海域で行うべき対策、また水質のモニタリング等、必要な施策を取りまとめた具体的な行動計画を策定することとしておりまして、国交省としては、今後とも、より一層この東京湾の水質改善を図りながら、ふるさとの海ということをつくってまいりたいと思います。

○西川(太)委員 これで最後の質問にさせていただきます。
 この二法が成立した後に、これを運用していく、そして大きな成果を上げていく、そのためにいろいろな環境整備をしていかなければいけないということをいろいろな角度から申し上げてきたわけでありますが、より身近な問題として、恐縮でございますが、私の地元の問題を一つだけ例示をさせていただくのであります。
 私鉄が通っている鐘ケ淵というところがあるのです。その鐘ケ淵のところは、いつ行っても一遍で踏切を渡れたことがないのですね。もう朝に晩に、細い道にずらっと自動車が並んでいて、地元の墨田区の調べによりますと、閉鎖している時間が九時間三十分。そして、この間、一万六千三百人余の署名を集めて、東京都に、立体交差を早く進めてくれ、そうしないと鉄道によって町が分断されて、再開発自体もできなければ、町としての発展の阻害が大きいと。こういうところは全国にたくさんあると思います。これは何もひとり私の町だけではないと思うのでありますが、我々はずっとそういうことに耐えてきた。
 その隣の交差点は大通りでありまして、今度立体交差が決まったのでありますが、それは、思い出していただきたいのでありますが、単車で来たおじさんが倒れた、それを横断歩道を渡ろうとしていた青年が飛び出して助けようとして、その転んだおじさんは助かったけれども、助けようとした青年が自動車にはねられて死んだということもあったのですね。電車でしたか、はねられて亡くなったということがあった。後でちょっと正確にあれしますけれども、いずれにしても、そういう死亡事故があった。その隣の交差点であります。
 やはりこういうところは全国にたくさんある。したがって、こういうところの立体交差などを積極的に都道府県と区市町村と国土交通省が一緒になってやっていただくことによって初めてこうした法律が使い勝手のいいものになる、こう思っておるわけでございまして、この点についてぜひお力をかしていただきたい。
 大臣にお尋ねをして、質問を終わりたいと思っております。

 

○扇国務大臣 今回の法案を通していただくために、今おっしゃったことは大事なことだと思っています。
 少なくとも全国に約三万二千カ所の踏切がございまして、今、渋滞の激しいボトルネックというのはこの中で一千カ所ございます。そのボトルネックを解消しようということで連続立体事業を進めております。
 そして、都市再生本部におきましても、十三年八月の決定で、ボトルネックの踏切の解消ということを明記してございます。
 そして、十四年度の一般公共事業予算の約一割削減の中でも、この連続立体交差事業につきましては、対前年度比一五%増ということにしております。また、事業費ベースでも千五百二十八億円を充てておりますので、何としてもこれをしたいということ。
 今御要望のありました鐘ケ淵の駅の渋滞、私調べましたら、これは東京都から国土交通省にまだ上がってきていないんです。(西川(太)委員「これから上がってきます。連続立体じゃないんです」と呼ぶ)鉄道の高架化でございますので、これが上がってきましたら、ぜひ特段の配慮もし、これは口ききではなくて、住民の生活の環境をよくするためだという公の場で堂々とお申し込みがありましたことに関しては、私たちも考えたいと思います。

○西川(太)委員 連続立体交差化の問題だけでなくて、それに条件が合わないケースでもございますので、ひとつよろしくお願いいたしますと申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。

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