衆議院議員 高木陽介
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夕刊フジ 連載42

永田町維新「型にはまらず」

   
 

参院選CMは正攻法で

 

インパクトありすぎた「いかんざき!」

 

 参院選まで1ヶ月を切った。

 わが党はもちろん、各政党もいかに有権者にアピールするか。智恵のしぼりどころだ。

 先週の水曜日。参院選に向けてのテレビCMを発表した。公明党の場合、神崎武法・前代表の「そうはいかんざき!」があまりにもインパクトがありすぎた。

 2001年の参院選で、「いかんざき!」を世に送り出した。堅いイメージの神崎さん。そのギャップが、有権者に強い印象に残ったと思う。

 当時は「こんなにふざけていいのか」という声もあった。手前みそで何だが、最近のCMで「いかんざき!」を超えるインパクトのあるCMは各党ともないのではないか。

 そんなわけで、今回のCM作りは頭を痛めた。昨年末の段階で、党内では「費用対効果」の問題からも、CMはやめようとの声もあった。

 最近の国政選挙は「党首力」が勝負と言われている。昨年末から太田代表のポスターを全国に張りめぐらした。だが、代表就任8ヶ月。永田町周辺では太田昭宏の名前は通っているが、やはり全国的な知名度はどうか。各党がCMを打ってくるのに、「手をこまねいているわけにはいかない」と、CM制作に入った。

 ダジャレを使って「いかんざき!」に対抗する案も出た。しかし、太田代表のデビューCM。オーソドックスなものにということで落ちついた。

 太田代表が「私たち公明党は、国民のみなさんと、ともに語り、ともに歩むために生まれてきました」と、まっすぐに語り掛ける。

 その間、運動会で走る子ども、パティシエ(菓子職人)など真剣に働く若者、高齢者夫婦の生活場面を挿入。それぞれに「子どもたちの未来。」「働く人の未来。」「社会保障の未来。」との文字が表記される。最後に太田代表が「未来に責任!公明党!」と力強く語っている。

 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆とともに死んでいく」との公明党の立党の精神を、ダイレクトに語ろうということになった。さらに今回の参院選のわが党のスローガン「未来に責任をもつ政治」を正面から打ち出した。

 たった15秒ですべてを語ることはできない。本来であれば1時間でも、2時間でもテレビの枠をとって、政策を訴えたい。

 CMを流したからといって、票が増えるのか。今後、「CMと選挙」について、検証は必要だと思う。

 5日から、このCMがお茶の間に流れる予定。有権者のみなさん。各党のCMを比較するとともに、政策もじっくり比較してください。

 

 

(平成19年7月3日付 夕刊フジより転載)

 
 

   
     
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